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「無料と思ったのに…」 粗大ゴミ回収巡り苦情次々

2008年8月14日15時2分 朝日新聞

 粗大ゴミや不用品の回収を業者に頼んだら高額な料金を請求されたという相談・苦情件数が急増している。全国各地の消費生活センターに寄せられた件数は07年度、過去最高の474件になった。各地のセンターは、各自治体の回収ルールをよく確かめてから対応するよう呼びかけている。

 国民生活センター(東京)のまとめによると、02年度は141件。ゴミ処理の有料化が広がるのに合わせて年々増え続け、07年度は3.4倍に。08年度に入ってからも07年度の1.4倍の勢いで増えている。目立つのは「無料と思って業者に回収を頼んだら、作業後に料金を請求された」というケースだ。

 首都圏のある主婦は、昨年11月、「こちらは無料回収車です。粗大ゴミはありませんか」などと宣伝を流しながら回るトラックを呼び、自転車やカーペットなどの引き取りを依頼。品物をトラックに引き渡した後に業者から「リサイクル料金がかかる」と請求され、2万円を支払った。宣伝を聞き、「無料で引き取ってくれる」と思ったという。

 関西の20代の男子学生は07年3月、ポストに配られたチラシの業者に見積もりを頼むと、「約10万円かかる」と言われた。だが、業者は折りたたみベッドや食器などを車に積み込んだ後、「思ったより多かったので23万円になる」と請求。学生は全額支払ったという。

 廃棄物処理法によると、業者が粗大ゴミなどの一般廃棄物の収集や運搬、処分をするには、自治体の許可や委託を受ける必要がある。国民生活センターは「許可をもつ業者かどうかや回収費用は、自治体に問い合わせればわかる。安易に業者に頼むとトラブルや不法投棄の原因となる」と話す。(上田学)

by deracine69 | 2008-08-14 15:02 | 社会  

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