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国立リハビリセンター元部長収賄か ヤマト樹脂光学から

2008年8月18日15時1分 朝日新聞

 大手眼科医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」(東京都千代田区、破産手続き中)による機器納入に絡み金品を受け取った疑いが強まったとして、警視庁は18日、国立身体障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)の元部長の眼科医師(63)について収賄容疑で取り調べを始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。同社の幹部らについても贈賄の疑いで事情を聴き、金銭などの授受の実態を調べる。

 元部長は84年から同センターに勤務。89年から、辞職した昨年6月まで、視力の機能回復治療を担当する第3機能回復訓練部長を務めていた。

 捜査2課の調べなどによると、元部長は同センターが発注した眼科用医療機器の契約に絡み、便宜を図ったことへの見返りなどとして、ヤマト社側から現金を受け取るなどした疑いが持たれているという。発注に関する情報を同社側に漏らすなどしていた疑いがあるとされる。

 同センターは79年、国立身体障害センターなど障害者関連の3施設を統合して設立された。ヤマト社は、04年12月に、眼科の治療機器、マルチカラーレーザー光凝固装置を1659万円で、06年2月には半導体レーザー手術装置を315万円で契約し、納入している。

 ヤマト社をめぐっては、東北大学病院に、工事費の肩代わりや眼科用医療機器の無償提供をしていたことが昨年8月、明らかになった。今年7月末には、ソフトコンタクトレンズ用消毒液の使用期限の偽装表示が発覚。同社は今月8日、226億円余の負債を抱えて東京地裁に自己破産を申請し、同11日に破産手続き開始決定を受けた。

by deracine69 | 2008-08-18 15:01 | 経済・企業  

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