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神社ロール!? 巽神社を応援・地域の活性化の拠点に 大阪

9月2日4時20分配信 産経新聞

 大阪市生野区の巽神社を応援しようと、近所のケーキ店がショウガ味の「神社(ジンジャー)ロール」を商品化、2日から発売する。巽神社は4年前に先代宮司が急死し、3姉妹が跡を継いでいる。ケーキ店オーナーの木村裕一さん(57)は「巽神社が地域のシンボルとして注目されるようにもり立てたい」と話している。

 巽神社は、明治40年に周辺の5神社が合祀(ごうし)されできた。毎年夏と秋の祭りでは、だんじりが地域を走りにぎわうことで知られる。

 平成16年の年末に、当時の宮司、田中正憲さんが63歳で急死。人出の多い正月まで日がなく、神職の資格を持っていた、末娘の田中宏美さん(34)が急遽(きゅうきょ)、勤めていた銀行を退職し宮司を継いだ。

 OLからの突然の転身。右も左も分からないまま、長女の片山明美さん(39)や、次女の本田恵美さん(36)らとともに手探りで神社を運営。地域の氏子も、若い女性宮司たちの頑張りをほうっておけないと、境内の手入れや行事にも積極的に参加し、手伝い始めた。

 行事後のかたづけの力仕事や植木の剪定(せんてい)を手伝ってくれたり、水まき用のホースにいつの間にか運びやすいようにコマ付きの台車が付いていたこともあった。氏子総代会長の松下茂さんは「先代が亡くなったとき、宮司さんが銀行の仕事を辞めて跡を継いでくれたから、今の神社がある。できるだけお手伝いしたい」。田中宮司は「氏子のみなさんや親戚(しんせき)、たくさんのみなさんに支えられて、なんとかやっています」と感謝する。

 「神社ロール」は、巽神社の近くに2年前にオープンした「きむら菓子製作所」が作った。オーナーの木村さんも同神社の氏子。地域の活性化の拠点として巽神社を盛り上げたいと企画した。

 神社とジンジャーをシャレて、ショウガ風味のスポンジを使い、クリームの中にはショウガのシロップ漬けを混ぜ込んでいる。女性の宮司がいる神社をイメージして、ふんわりとやさしい口あたりのケーキに仕上げた。1本1300円。

 神社(ジンジャー)を応援(エール)する思いを込めた飲み物「ジンジャエール」も計画中。

 ケーキの発売について田中宮司は「若い世代の人が、お宮に興味をもってくれるきっかけになればうれしい。子供からお年寄りまで誰もが気軽に集えて、地域のコミュニティーの場になるような神社にしていきたい」と話している。

by deracine69 | 2008-09-02 04:20 | 社会  

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