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バンコクのデモ、治安部隊との対峙続く

10月8日9時58分配信 産経新聞

 【バンコク=菅沢崇】タイの首都バンコク中心部にある国会議事堂前で、反政府市民団体「民主主義のための市民同盟」(PAD)と警官隊との衝突をめぐり、PADの支持者らの多くは8日、首相府付近に移動し、依然として軍や警察の治安部隊と対峙(たいじ)している。首相府付近の道路の一部は治安当局の警戒とPAD支持者らの占拠で封鎖されている。

 双方の衝突は7日深夜まで続いた。これまでに少なくとも5回の衝突があり、20歳の女性1人が死亡、410人が負傷し、66人が入院した。足を吹き飛ばされた負傷者もおり、警察当局は手榴(しゅりゅう)弾の使用によるものとみて当時の暴動の経緯を調べている。

 PADは深夜になって、平和的にデモを続行するとして、現場で催涙弾の使用について治安当局と交渉するなど、8日早朝の首相府周辺は一定の治安が保持されている。PAD側は首相府近くの道路の一部の占拠の解除も示唆している。

by deracine69 | 2008-10-08 09:58 | アジア・大洋州  

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